闇金業者
1.紹介屋
金融業者を営んでいますが、実際は自分の会社では融資をしないで、他の業者を紹介して紹介料・手数料で儲けている業者です。主に多重債務者がターゲットになり、融資会社を紹介しそこでの借入額の一部を手数料・紹介料として請求してきます。
紹介する会社は超高利貸しの業者であったり、単にその辺にある業者の名前をリストアップしただけだったり。
2.買取屋
多重債務者などにクレジットカードで換金性の高い商品を買わせて、それを安く買い取ります。買取屋は買い取った商品を売却して儲けます。一方、債務者は現金を得ますが、それ以上の金額をクレジットカード会社から請求され、結局借金がより増大するだけです。
この買取屋の行為は、クレジットカード利用規約に違反していますので詐欺になる可能性も・・・。
3.整理屋
複数の借入先を整理するなどと多重債務者を誘い込み、高額手数料を取って債務を一本化したりなどをして整理する業者です。債務整理を最初からする気がなく手数料だけを騙し取ったり、いいかげんな債務整理だったりするケースが多いです。
たま、弁護士事務所が債務整理を行っていると信用させている事もありますが、弁護士は名義を貸しているだけのケースもあります。弁護士の名義貸しは違法行為で禁止されています。
4.090金融
広告・チラシなどに携帯電話番号(他人名義)と業者名のみを書いて宣伝し顧客を集める業者です。有り得ない高金利で小口の融資を行う手口です。また、取り立てもスーパー厳しい事が多く実態もよくわかっていないようです。
090金融には関わらないことが一番ですが、万が一融資を受けてしまったら、領収書や録音テープなど出来る限りの証拠を保存しておきましょう。そして、脅迫や暴力などを受けた場合に警察署や無料相談を行っている弁護士などに相談しましょう。
5.システム金融
中小企業・零細企業の経営者に対してダイレクトメールなどで勧誘します。それで資金繰りに困っている会社を見つけて、手形・小切手を担保にして融資をします。返済期日が近づくと厳しく返済を迫り、そのうちに別の貸金業者から勧誘がきて借り換えを勧めてきます。このような手口を繰り返して行い、借金額を増額させて破産に追い込んでいきます。被害にあったと思う場合、警察相談センター・消費者センター・法テラスなどに相談してみましょう。
6.押し貸し
申し込みも契約もしていないのに、勝手にお金を振り込んできて違法な高額利息を強要してくる貸金業者です。。
7.登録番号詐称
実際は登録していない闇金業者なのに、他の業者の登録番号を利用したり架空の登録番号を使ったりして、登録業者を装っています。
8.保証金詐欺
融資の申し込みをした場合、返済能力を確認するために保証金を振り込むように言ってきます。この保証金は1ヶ月後に全額返済すると通知してきますが、そのまま音信不通となり融資されないし、お金も返ってきません。
9.ダイレクトメール
即日高額融資・ブラックOKなどの文言がある場合には闇金業者の可能性があるので注意が必要です。多重債務者が誘われるような甘い文言が並べられていますが、実際は融資の時にいきなり条件変更をしてくる事があります。